将棋ウォーズ初段になるまでの道のり・後編

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1級に昇級 2018年12月【開始9カ月】

使う戦法をほぼ中飛車に絞り、半年以上かけて1級に昇級することができました。
2級までとは段違いの時間をかけただけあって、かなり嬉しかったですね。

初段の壁

しかしやはりというか、ここからさらに長い1級生活が始まります。
初段の壁は高かった。初段になるまでには1級になってから1年半もの時間を費やすことになりました。

中飛車の相振り問題

金無双ってきつくない?

この頃どちらかというと対抗系より相振り飛車が苦手でした。難しいんですよね。
加えて、いわゆる飛車が敵玉に近い方が強いという理論、あれも正しいと感じていました。(鈴木大介先生提唱と聞いた)

向かい飛車>三間飛車>四間飛車>中飛車の順で、相振りにおいて有利というやつですね。
まあ、同棋力帯で相振り向かい飛車を習得しているような相手が相振り得意なだけかもしれませんが。

その鈴木先生が出した中飛車で相振りする本も読んでみましたが、なかなか中飛車での相振りが難しいなぁと感じていました。

対応策として、先手では石田流、できなければ中飛車。相振りで来たら三間飛車で相振りをする。
後手では相手が振り飛車で来たら三間飛車で相振りをする。居飛車できたら中飛車、という形で戦っていました。
これはそんなに悪くなかったですが、やはり相振りが難しいという根本的な問題を解決するものではありませんでした。

中飛車左穴熊に出会う

中飛車左穴熊はこんな感じ

相振りについて調べるうちに中飛車左穴熊という戦法があることを知りました。中飛車にできて、左側に囲うので飛車が敵玉に近い方が強い理論を逆手に取れる。感覚も対抗系に近い気がする。
ベストと思える戦法でしたが、問題は級位者向けの棋書が無い、ということでした。
僕は指しこなす系の本か、次の一手形式の本しか受け付けない体質なのです(>_<)

それでも何とか苦労して杉本先生や今泉先生の棋書を読み進めていきました。
今でも『中飛車左穴熊を指しこなす本』の発売は熱望しています。
中飛車左玉込みでいいから出して!
杉本先生、今泉先生、竹内先生、くりそら先生!お願いします(>_<)!

級位者向けの棋書が無い(そもそも戦法が級位者向けではないという話もある)という問題と、
振り飛車党で左に囲うのに慣れないという問題もあり、左穴熊と三間飛車の相振りを併用していました。相振り迷いの時期ですね。

のりたま将棋倶楽部に入る 2019年3月【開始1年】

将棋を始めて1年。しだいにネット上での野良での対局だけでなく、話せる人間と指したいと思うようになってきました。張り合いが欲しかったんですかね。

早速リアルで地元の例会のようなものに行ってみましたが、ほぼ子供orお年寄りの集まりでコミュ力0の僕にはなかなか馴染みにくいかなーという感じでした。
そもそも外出してリアルで人に会うってエネルギー消費が激しいんですよね。たまにならいいですが。

そこでネット上の将棋サークルを探すことにしました。
将棋倶楽部24サークルリンクなどを見たりして、活発にやってそうなのは3つ、4つくらいだったでしょうか。その中でのりたま将棋クラブに入ることにしました。

雰囲気など総合的に決めたと思いますが、比較的ホームページがしっかりした感じなのが大きかった気がします。他のサークルのホームページは2000年代初頭感がバリバリ出てたりしてたので。
のりたま会員の夜空さんのツイキャス配信に行って「サークルの雰囲気どうですか?」などと聞いて細心の注意を払いながら入会しました。

入ってみたら危ないところだったなどと言うことも無く、のびのびとやれる雰囲気で良いところでした(´▽`*)
サークルで指すのは将棋を続けていくうえで大きなモチベーションになりました。

1級達成率80% 2019年4月【開始1年1ヶ月】

初段の壁②

1年1ヶ月が過ぎた頃、確変?が起きて1級達成率80%まで上昇しました。
付け焼刃ながら中飛車左穴熊が活躍し、このまま初段までそうかからないのでは?と思ったりしましたがそこは甘くありませんでした。

80%から100%まで、あと20%の達成率を上げるためにここからさらに1年の月日を要することになります。
初段に関しては20→80の壁と、80→100の壁、2つあったという印象です。

伸び悩み?頭打ち?

将棋倶楽部24の方ではレートが倍近く伸びるなど結果が出ていたのですが、ウォーズの達成率は一向に伸び悩みました。

実際のところ、この時点では棋力が1級80%を維持するほどではなかったということでしょう。なまじ一度80%まで到達してしまったために、指せば80%までは上げられるはず、と指し過ぎていたのはまずかったなぁと思っています。

連敗してむきになって指して一晩で50%達成率を溶かしたこともありました。
絶対に真似をしてはいけません(>_<)

少しずつ浮上

1度80%になってから停滞が続きましたが、2020年になるくらいから少しずつ調子が伸びてきました。
少しずつながらも将棋を続けてきたのと、サークルでの感想戦を交えた実戦経験、そして一晩で50%溶かした苦い経験を戒めとして、1日の対局数を絞ったことなどが大きかったと思います。
疲れた社会人が1日に集中して指せる対局数には限度があるということですね。

初段に昇段 2020年5月【開始2年2ヶ月】

かくして2年と2ヶ月をかけてウォーズ初段に昇段しました。
ネットの巷を見れば1年とか半年で初段になったみたいな話もありますが、まあ社会人としては頑張った方なのではないかと思います。

1年前の80%時には相振りの左穴熊と対抗系(美濃囲い)の差が大きい感じでしたが、
初段昇段時では対抗系(片美濃囲い)の達成率も上がってきて対抗系と相振りのバランスが取れてきたというところでしょうか。

約3700局も指したと思うと長い道のりでした。まあ、たくさん指すよりもその分勉強した方が上達は早かった思いますが、指すのが楽しくてやっているんだからその辺は仕方ないですね。

今後の目標

初段になったことですし、ひと段落したところで今後は戦法のバリエーションを増やしていきたいところです。せっかく本が揃っていることですしね。
のりたまリーグ戦や指す将順位戦に向けて持ち球が多いに越したことはありません。

今ウォーズ2段を目指してもまだまだ遠いので、一旦ウォーズは置いておいて将棋倶楽部24を主軸にやっていきたいと思っています。最終目標は24初段ですが、まずは目の前の8級、上級タブへの昇級が目標です。81道場もぼちぼちやっていくかもしれません。

24で強くなって、いずれウォーズ2段を獲るために戻ってきたいですね。
将棋界隈の皆さん今後ともよろしくお願いします。